産後の体型変化で多くのお母さんが悩むのが、二の腕のたるみです。

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妊娠中の体重増加や授乳による姿勢の変化、運動不足などが原因で、二の腕がぷよぷよになってしまうことがあります。
しかし、適切な方法を実践すれば、産後でも二の腕を引き締めることは十分可能です。
本記事では、忙しい育児の合間でもできる効果的な二の腕引き締め方法をご紹介します。
Contents
産後の二の腕がたるむ原因と基本知識
産後の二の腕のたるみには、複数の要因が関係しています。
まず理解しておきたいのが、なぜこの現象が起こるのかということです。
ホルモンバランスの変化
妊娠・出産により女性ホルモンのバランスが大きく変化し、筋肉量が減少しやすくなります。
特に上腕三頭筋(二の腕の裏側)は日常生活であまり使われない筋肉のため、産後は特にたるみやすくなります。
また、授乳期間中はリラキシンというホルモンの影響で、筋肉や靭帯が緩みやすい状態が続きます。
姿勢の悪化と筋力低下
授乳や抱っこによる前かがみの姿勢が続くことで、肩甲骨周りの筋肉が硬くなり、二の腕の筋肉も正しく使われなくなります。
さらに、妊娠中の運動不足や産後の生活リズムの変化により、全体的な筋力が低下してしまいます。
代謝の低下
産後は基礎代謝が低下しがちで、脂肪が燃焼されにくくなります。
特に二の腕は脂肪がつきやすく落ちにくい部位のため、意識的にケアしないとたるみが定着してしまう可能性があります。
効果的な二の腕引き締めエクササイズ
産後の忙しい生活の中でも実践できる、効果的な二の腕引き締めエクササイズをご紹介します。
これらのエクササイズは自宅で簡単にでき、特別な器具も必要ありません。
壁を使ったプッシュアップ
通常の腕立て伏せが難しい産後のお母さんにおすすめなのが、壁を使ったプッシュアップです。
壁から腕の長さ分離れて立ち、両手を肩幅に開いて壁につけます。
肘を曲げて体を壁に近づけ、元の位置に戻します。
15回×3セットを目安に行いましょう。
この運動は上腕三頭筋と大胸筋を同時に鍛えることができます。
椅子を使ったディップス
安定した椅子の前に座り、両手で椅子の端を掴みます。
お尻を椅子から浮かせ、肘を曲げて体を下に沈めてから元の位置に戻します。
10回×3セットから始めて、慣れてきたら回数を増やしていきましょう。
この運動は二の腕の裏側(上腕三頭筋)に特に効果的です。
ペットボトルを使った筋トレ
500mlのペットボトルに水を入れ、ダンベル代わりに使用します。
片手でペットボトルを持ち、腕を頭上に上げてから肘を曲げて頭の後ろに下ろし、再び上げます。
左右各15回×3セットを行います。
重量が物足りなくなったら、1Lペットボトルに変更するか、2本同時に使用しましょう。
二の腕ねじり運動
立った状態で両腕を肩の高さまで上げ、手のひらを上に向けます。
そのまま腕全体を内側と外側に交互にねじります。
30秒×3セットを目安に行います。
この運動は筋肉に刺激を与えると同時に、血流を改善する効果もあります。
日常生活でできる二の腕ケア方法
エクササイズと併せて、日常生活の中で意識できる二の腕ケア方法を実践することで、より効果的に引き締めることができます。
正しい姿勢の維持
授乳や抱っこの際は、できるだけ背筋を伸ばし、肩甲骨を寄せることを意識しましょう。
授乳クッションを活用して、前かがみの姿勢を避けることも重要です。
また、スマートフォンを見る際も、画面を目の高さに上げて首や肩への負担を軽減しましょう。
マッサージとストレッチ
入浴後の血行が良い状態で、二の腕をマッサージすることで老廃物の排出を促進できます。
手のひら全体を使って、手首から脇の下に向かって優しく流すようにマッサージします。
また、腕を頭上に上げて反対側の手で肘を持ち、横に倒すストレッチも効果的です。
食事と水分摂取の工夫
タンパク質を積極的に摂取し、筋肉の材料を補給しましょう。
鶏胸肉、魚、卵、大豆製品などがおすすめです。
また、十分な水分摂取により代謝を促進し、老廃物の排出をサポートします。
授乳中は特に水分が不足しがちなので、意識的に水分を摂るよう心がけましょう。

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睡眠の質向上
成長ホルモンの分泌を促すため、質の良い睡眠を心がけることも重要です。
赤ちゃんのお世話で難しい面もありますが、できるだけ同じ時間に就寝し、寝室の環境を整えることで睡眠の質を向上させましょう。
産後の二の腕ケアで注意すべきポイント
産後の体は通常とは異なる状態にあるため、二の腕ケアを行う際にはいくつかの注意点があります。
運動開始時期の判断
産後1ヶ月健診で医師から運動許可が出てから本格的なエクササイズを始めましょう。
それまでは軽いストレッチや姿勢の改善に留めることが大切です。
帝王切開の場合は、特に慎重に医師の指示に従ってください。
無理をしない範囲での実践
育児疲れや睡眠不足により、体力が通常より低下している可能性があります。
体調に合わせて運動強度を調整し、痛みや違和感を感じた場合は即座に中止しましょう。
継続することが重要なので、週2-3回程度から始めて、徐々に頻度を上げていくのが理想的です。
授乳への影響を考慮
激しい運動は母乳の味に影響を与える可能性があるため、授乳前後1時間は避けるか、軽めの運動に留めることをおすすめします。
また、運動後は十分な水分補給を行い、母乳の質と量を維持しましょう。
まとめ
産後の二の腕引き締めは、正しい方法と継続的な取り組みにより必ず効果を実感できます。
ホルモンバランスの変化や筋力低下が原因で起こる二の腕のたるみも、壁プッシュアップや椅子ディップス、ペットボトルを使った筋トレなどの自宅でできるエクササイズで改善可能です。
日常生活では正しい姿勢の維持、マッサージ、適切な食事と水分摂取を心がけることで、エクササイズの効果をより高めることができます。
ただし、産後の体は特別な状態にあるため、医師の許可を得てから運動を開始し、無理をしない範囲で継続することが最も重要です。
忙しい育児の合間でも、1日10分程度の時間を見つけて継続的にケアを行えば、必ず理想的な二の腕を取り戻すことができるでしょう。
焦らず、自分のペースで取り組んでいくことが成功の鍵です。
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